10月第3週の時事問題

時事問題解説安全保障理事会の非常任理事国に韓国、オーストラリア、ルクセンブルク、アルゼンチン、ルワンダが選出された。任期は2013年からの2年間。今年末で任期が切れる5ヶ国の任期が切れるため改選が行われた。改選のアジア枠（1ヶ国）は韓国、カンボジア、ブータンで争われていた。

非常任理事国について確認・国連の安全保障委員会は常任理事国と非常任理事国で構成される・非常任理事国は１０ヶ国・任期は２年で毎年半数改選・地域により枠が決められている（アフリカ３、アジア２、中南米２、西ヨーロッパなど２、東ヨーロッパ１）・日本はこれまでに１０期（２０年）務めている（ブラジルと並び最多）

時事問題解説中国の2012年第3四半期（7〜9月）のGDP（国内総生産）が前年同期比で7.4%増となった。中国政府はGDP伸び率の目標を今年春に8.0%から7.5%に引き下げた。前の期よりも伸びが下回るのは7四半期連続。欧州債務危機などによる国内外の需要の減少が影響した。

各国のGDPについて2011年の名目GDP順位１．アメリカ２．中国３．日本４．ドイツ５．フランス実質GDPの成長率見通し（IMF）・8.0%　中国・6.1%　インド・4.0%　ロシア・2.5%　ブラジル・2.4%　日本・2.0%　アメリカ・1.0%　ドイツ（参照：「主要経済指標」外務省経済局国際経済課）

時事問題解説最高裁は、前回（2010年7月）の参院選での定数配分規定が違憲状態だったと判断を示した。前回参院選は「1票の格差」が最大5.00倍であり、選挙無効の訴訟が起こされていた。最高裁は、違憲状態だが是正のための合理的期間は過ぎていないとして、選挙自体は有効とした。

一票の格差について・一票がもつ価値の違いのこと・議員一人当たりの有権者数が選挙区により異なることにより発生・都市部など有権者が多い選挙区ほど一票の価値が軽くなる・法の下の平等（憲法第14条）に反するとして訴訟が行われている・衆議院の場合、約2倍以上の差で違憲状態と判断されることが多い・違憲状態の場合、合理的な期間内に是正することが求められる・合理的な期間を過ぎても是正されない場合は「違憲」とされる

時事問題解説9月の世界の平均気温が統計を開始した1891年以降で史上最高となったことを気象庁が発表。エルニーニョ現象の影響により日本付近や北米西部で気温が高かった。長期的には、9月は100年あたり＋0.60℃の割合で平均気温が上昇しており、地球温暖化の影響と思われる。

エルニーニョ現象について確認・太平洋赤道付近の海面水温が平年よりも高くなる現象・世界中で異常気象を引き起こす原因となる・エルニーニョ現象発生時の日本の秋（9月〜11月）の気候は、北日本と東日本で平均気温が高くなる傾向になる・エルニーニョ現象とは逆に海面水温が平年よりも低くなることは「ラニーニャ現象」と呼ばれる・「エルニーニョ」は、スペイン語で「男の子」の意味

時事問題解説リビアの国民議会は元外交官のアリ・ゼイダン氏を新首相に指名した。リビアではアブシャグール首相が期限内の組閣に失敗し、失職していた。ゼイダン氏は2週間以内に新内閣を発足させる。依然としてカダフィ政権崩壊後の政治的空白が長引いている。

リビアについて確認・地中海に面した共和制国家・エジプトの西に位置する・首都はトリポリ・2011年にカダフィ政権側とリビア国民評議会側との内戦が勃発・NATOの支援を受けた国民評議会側が内戦に勝利し、カダフィ政権は崩壊・2012年7月に60年ぶりで国民全体会議の選挙が行われる

時事問題解説48年ぶりに日本で開催されていた国際通貨基金（IMF）の年次総会が14日に閉幕した。総会では欧州債務危機などをめぐる議論が行われた。アメリカ、日本についてIMFへの3番目の出資国となる中国が閣僚級の出席を見合わせるなど課題も残った。

IMFについて確認・国際通貨基金・国際連合の専門機関のひとつ・通貨と為替相場の安定化が目的・「IMF」はInternational Monetary Fundの略・本部はワシントン．Ｄ．Ｃ・日本はアメリカについで２番目に多く出資している・国際通貨基金の代表（専務理事）は欧州出身者が就任することが不文律（世界銀行の総裁は米国出身者となっている）

10月第4週の時事問題

就活生向けに2012年10月第4週の時事問題を解説。就活の空き時間に見られるようにスマホ対応しています。

10月第2週の時事問題

就活生向けに2012年10月第2週の時事問題を解説。就活の空き時間に見られるようにスマホ対応しています。

10月第1週の時事問題

就活生向けに2012年10月第1週の時事問題を解説。就活の空き時間に見られるようにスマホ対応しています。