就活生向け最新時事問題2012年

完全失業率4.6%に悪化(3/2)

時事問題解説
1月の完全失業率(季節調整値)が前月比0.1ポイント悪化し、4.6%となったことを総務省が発表。完全失業者数は291万人で、前年同月と比べて19万人の減少。就業者数は6211万人で、前年同月と比べて48万人の減少。

 

完全失業率について確認
・完全失業率 = 完全失業者数 ÷ 労働力人口
・労働力人口 = 完全失業者数 + 就業者数
・働く意欲を持つ求職者を完全失業者とし、求職活動をしていないもの(仕事探しをあきらめたもの)は完全失業者には含まれない。
・「完全失業率」を発表するのは「総務省」
・「有効求人倍率」を発表するのは「厚生労働省」

国内初のLCCが運航開始(3/1)

時事問題解説
格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」が1日、運航を開始。第1便は拠点となっている関西空港から新千歳空港行き。まずは、関西−新千歳線を1日3往復、関西−福岡線を1日4往復する。長崎、鹿児島への就航も決定済み。

 

LCCについて確認
・ローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略。
・効率化の徹底とサービスの簡素化により格安の運航費用を実現。
・「ノーフリル」とも呼ばれる機内サービスの簡素化が特徴。
・主なLCC…サウスウエスト航空(アメリカ)、ライアンエアー(アイルランド)、ジェットスター(オーストラリア)など。
・ちなみに、航空機や船舶の場合は「運航」。電車やバスは「運行」。とコウの字が違います。

国家公務員給与削減法案が成立(2/29)

時事問題解説
国家公務員の給与を平均7.8%削減する(12年度、13年度)臨時特例法が成立。合計で約5880億円の削減となり東日本大震災の復興財源に充てられる。人事院勧告を超える削減は史上初。地方公務員の給与については、地方公共団体が自主的に対応することとなった。

 

人事院について確認
・国家公務員法に定められた行政機関。
・内閣により任命される3人の人事官により構成される。
・国家公務員の人事管理の公正中立を確保することが目的。
・給与、勤務条件に関する勧告(人事院勧告)を行う。
・公務員試験の実施も行っている。

エルピーダ経営破たん(2/28)

時事問題解説
半導体大手のエルピーダメモリが、会社更生法の適用を東京地裁に申請し経営破綻。負債総額は4000億円を超え、国内製造業の破綻では過去最大規模。円高や半導体価格の下落で業績が悪化したことが原因。エルピーダは「日の丸半導体」として公的支援を受け、経営再建中であった。

 

エルピーダについて確認
・DRAM(ディーラム)と呼ばれる半導体を製造する国産メーカー。
・日立製作所とNECが、DRAM事業を切り離して、1999年に設立。
・後に三菱電機のDRAM事業も引き継ぐ。
・「産業のコメ」とも言われる半導体の国内生産を維持するため政府は公的資金を注入していた。
・サムスン電子などにシェアを奪われたことも経営破たんの一因。

6回目となる東京マラソン開催(2/27)

時事問題解説
26日に約3万6000人のランナーが参加して東京マラソンが開催された。日本人では、実業団に属さない藤原新が2時間7分48秒で2位に入り、ロンドン五輪代表の座を決定的にした。優勝はケニアのマイケル・キピエゴでタイムは2時間7分37秒。

 

東京マラソンについて確認
・2007年に始まった市民参加型の大規模シティマラソン。
・東京都庁をスタートし、東京ビッグサイトがゴール。
・フルマラソンの制限時間は7時間
・10万円以上の寄付を行った者(先着1000人)はチャリティーランナーとして参加できる
・2009年に国内で初の賞金レースとなる(男女とも優勝800万円)。

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