就活生向け最新時事問題2012年

時事問題解説
2012年3月卒業予定の大学生の就職内定率（2月1日現在）が80.5％となり、前年同期を3.1ポイント上回った。1996年の調査開始以降で3番目に低く、「就職氷河期」と呼ばれた2000年（81.6%）を下回る水準。

就職内定率について確認
・就職を希望した人数に占める就職決定者の割合
・分母には進学、留学希望者やフリーターは含まれていない
・分母を卒業者全員にしたものは「就職率」と呼ぶ
・就職率　＜　就職内定率　となる

時事問題解説
15日、民主、自民、公明３党の政調会長が、現在の「子ども手当」に替わる新しい手当の名称を自公政権時代の「児童手当」に戻すことで合意。新年度からの支給に向けて、民主党が自民、公明両党の主張に譲歩した。今月中に児童手当法改正案を修正し、成立する見通し。

子ども手当について確認
・中学生までの子どもを扶養する保護者に支給
・民主党により2010年度から実施
・当初（2011年9月まで）は、一人あたり月額13,000円支給
・新子ども手当て（児童手当）の支給額は2011年10月以降と同じ（下記１〜３）
１．３歳未満全員と、小学生までの第３子以降は15,000円
２．３歳〜小学生の第２子までは10,000円
３．中学生は10,000円

時事問題解説
14日、男子サッカーの日本代表がアジア最終予選Ｃ組最終戦でバーレーンと国立競技場で対戦。2-0で勝利したことでＣ組首位が確定。5大会連続９度目の五輪出場が決定。アジアからは、Ａ組で韓国、Ｂ組でアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）が五輪出場を決めた。

五輪サッカーについて確認
・Ｗ杯と異なり出場資格に年齢制限が設けられている
・年齢制限は五輪開催年の１月１日時点で２３歳以下の選手
・五輪代表のことをＵ−２３代表（ＵはＵｎｄｅｒ）とも呼ぶ
・年齢制限とは別に「オーバーエイジ枠」として３名が出場できる
・２３歳以下の規定が設けられたのは１９９２年バルセロナ五輪から

時事問題解説
日本、米国、欧州連合（ＥＵ）が中国のレアアース（希土類）の輸出制限について、世界貿易機関（WTO）に共同提訴した。レアアースの世界最大の供給国である中国が環境対策などの理由で輸出制限を強化したことで価格が高騰していた。

レアアースについて確認
・レア（まれ）な１７種類の元素
・蓄電池、発光ダイオードなどのエレクトロニクス製品に必要
・中国が世界の産出量の９７％以上を占める
・世界の需要量の約半分を日本が占める
・希土類の読み方は「きどるい」

時事問題解説
12日、九州新幹線（鹿児島ルート）が全線開業から1年を迎えた。主要区間（博多〜熊本間）の乗客数は前年の特急との比較で37%増の896万人となった。好調な新幹線に支えられ、ＪＲ九州は2011年度の鉄道運輸収入が前年度比2割増の1400億円に届く見込み。

九州新幹線について確認
・２０１１年３月１２日に九州新幹線（鹿児島ルート）が全線開業
・鹿児島ルートは博多−鹿児島中央を最速で１時間１９分で結ぶ
・国が定めた整備新幹線の一つ
・整備新幹線は、「北海道新幹線」「東北新幹線」「北陸新幹線」「九州新幹線（鹿児島ルート）」九州新幹線（長崎ルート）の５つ
・長崎ルート（博多−長崎）は未完成

時事問題解説
1月の船舶・電力を除いた機械受注が前月比3.4%増の7578億円となり、2ヶ月ぶりのプラスとなったことを内閣府が発表。非製造業が前月比2.3%増となる一方、製造業は前月比1.8%減で2ヶ月連続の減少となったことから、内閣府は基調判断を「一進一退で推移している」と据え置いた。

機械受注について確認
・主要機械メーカーの受注額を集計した指標
・設備投資のための機械の発注をとらえるので、設備投資の先行指標とみなされる
・実際の設備投資よりもり６〜９ヶ月先行する
・船舶、電力会社からの受注は規模が大きく不規則であるため指標から除外している
・内閣府が月次で発表

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