就活生向け最新時事問題2012年

ラムサール条約に渡良瀬遊水地などが登録(7/6)

時事問題解説
湿地の保存に関する国際条約であるラムサール条約に茨城、栃木、群馬、埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地など9ヶ所が日本から新たに登録された。今回の登録により日本国内で登録された湿地は合計で46ヶ所となった。他には広島県の宮島や沖縄県の与那覇湾が登録された。

 

ラムサール条約について確認
・湿地の生態系を守る目的で制定されたもの
・「ラムサール」は条約が作成されたイランの都市名
・1975年12月に発効
・日本国内では「釧路湿原」「阿寒湖」(いずれも北海道)、「尾瀬」(福島県、群馬県、新潟県)、「琵琶湖」(滋賀県)などが登録されている

「ヒッグス粒子」を発見か(7/5)

時事問題解説
「神の粒子」とも呼ばれ、素粒子の基本理論で存在が予言されたにも関わらず、これまで未発見だった「ヒッグス粒子」が見つかったと欧州合同原子核研究所(CERN=セルン)が発表した。今後、さらなる実験や分析で確認を行う予定。

 

ヒッグス粒子について確認
・すべての物質に「質量」を与える素粒子と考えられている
・現代物理学の根幹となる「標準理論」を支えるもの
・素粒子とは、物質を構成する最小の単位のこと
・素粒子は、全部で17種類ある
・他の素粒子には、クォーク、レプトン(ともに6種類)、光子、重力子などがある

世界遺産に巨大キリスト像などが新規登録(7/4)

時事問題解説
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、巨大なキリスト像で有名なリオデジャネイロ(ブラジル)の景観などを世界遺産として新たに26件(文化遺産20件、自然遺産5件、複合遺産1件)を新規に登録した。世界遺産は合計で962件となった。

 

世界遺産について確認
・遺跡、景観、自然などが対象
・1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」に基づく
・文化遺産(建築物や遺跡など)、自然遺産(地形や景観など)、複合遺産(文化と自然の複合)の3種類
・日本は16件(文化遺産12件、自然遺産4件)が世界遺産として登録されている
・国別ではイタリア、スペイン、中国などの登録数が多い

節電要請期間がスタート(7/3)

時事問題解説
政府の要請による節電期間が2日からスタートした。要請期間は9月28日までの平日午前9時〜午後8時(8月13日〜15日は除く) 。最も電力不足が懸念されている関西電力管内では一昨年夏比15%以上の数値目標が設定されている。

 

主な節電方法と効果について確認
(事業者向け節電メニュー)
・部屋の照明を半分程度にする(節電効果13%)
・空調を28℃(+2℃)に設定する(節電効果4%)
・長時間席を離れるときにPCの電源を落とす(節電効果3%)
(家庭向けの節電メニュー)
・エアコンの温度を28℃(+2℃)に設定する(節電効果10%)
・すだれなどで窓からの日差しを和らげる(節電効果10%)
・不要な照明を消す(節電効果5%)
[ 出所:節電.go.jp ]

3年半ぶりに「うるう秒」を追加(7/2)

時事問題解説
日本時間の7月1日午前8時59分59秒のあとに1秒追加して59分60秒とする「うるう秒」が3年半ぶりに実施された。「うるう秒」は標準時と地球の自転による時刻のずれを修正するために、世界で一斉に行われるもので前回は2009年1月1日に実施された。

 

うるう秒について確認
・原子時計による世界標準時と地球の自転による時刻のずれを修正するために行われる
・存在しない1秒を追加する形式(59分60秒)で行われる
・1972年に最初に行われ、これまで25回実施されている
・コンピュータシステムへの影響から、うるう秒を廃止する主張もある
・うるう年は、地球の公転周期が365.24日による季節と暦のずれを修正するために行われる

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